「出金しただけなのに、ボーナスまで減っている」。クレジット付きの口座では、そんな戸惑いが起こります。まず確認したいのは、取引で損失が出たのか、規約に沿ってクレジットが取り消されたのかです。画面の数字が減ったというだけでは、理由までは分かりません。
ボーナスが減る条件は業者や特典ごとに違います。出金・資金移動・有効期限などの操作履歴と、受け取った規約を突き合わせるところから始めましょう。「別口座に移したら必ず消える」と一律には判断できません。
消えた理由を探すときの順番
直前に何をしたかを思い出すと、確認する場所を絞れます。次の表は、消滅すると断定する一覧ではなく、確認の手がかりです。
| 直前の操作・状態 | 確認する内容 |
|---|---|
| 出金を申請した | 申請額に応じた減額か、全額取消の規定か |
| 別口座へ資金を移した | クレジットも移ったのか、移動先が対象外か |
| 損失や残高調整があった | 取引損益とクレジット調整が別々に記録されているか |
| しばらく口座を使わなかった | 特典の期限、休眠・閉鎖の条件に該当したか |
| 規約違反の通知が来た | 該当条項、対象取引、取消額が示されているか |
履歴を見るときは、出金や取引の金額だけでなく、Credit、Bonus、Adjustmentなどの項目も探します。名称は業者によって異なります。見つからなければ、減る前後の日時と金額を控えて問い合わせれば大丈夫です。
出金すると、現金とクレジットの両方が減る場合
具体的な数字で見てみます。現金残高10万円、クレジット10万円、含み損2万円、必要証拠金3万円とします。クレジット全額を有効証拠金に含め、出金割合に応じてクレジットも減るという仮定です。
| 項目 | 出金前 | 3万円を出金したあと |
|---|---|---|
| 現金残高 | 100,000円 | 70,000円 |
| クレジット | 100,000円 | 70,000円 |
| 含み損 | −20,000円 | −20,000円 |
| 有効証拠金 | 180,000円 | 120,000円 |
| 証拠金維持率 | 600% | 400% |
この例では、手元へ出すのは3万円ですが、有効証拠金は6万円減ります。クレジットも3万円取り消されるためです。数値は仕組みを説明するための仮定であり、この状態の出金を業者が承認することまで意味していません。
出金後の維持率は、有効証拠金12万円÷必要証拠金3万円×100で400%です。ここから相場が動けばさらに変わります。出金前の維持率だけを見て「まだ余裕がある」と決めないこと。含み損があるときほど、申請後の数字を先に計算しておきたいところです。
なお、ボーナスが半分になったからといって、銀行に受け取る出金額まで半分になるという意味ではありません。出金する現金と、口座内で取り消されるクレジットは、分けて記録してください。
資金移動で、必ず全部なくなるわけではない
追加口座を作ったり、MT4からMT5用の口座へ移したりするときは、移動先の条件を確認します。違うツールへ移ること自体より、移動先の口座がそのボーナスに対応しているかが大切です。
XMTradingの公式案内では、資金の移動割合に応じてクレジットも移り、移動先が対象外なら該当分が消えると説明されています。つまり「資金移動=必ず全額消滅」という説明では足りません。
操作前には、移動元・移動先の口座番号、口座タイプ、移動額を書き出してみてください。そのうえで「この移動でクレジットはいくら残り、いくら移りますか」と問い合わせれば、回答を確認しやすくなります。金額の大きい移動を、推測したまま進める必要はありません。
期限切れを避けるために、無理に取引しない
期限が近づくと「消える前に使わないともったいない」と感じるかもしれません。ただ、取引にはスプレッドや値動きによる損失があります。使い切ることを目的にすると、普段は入らない場面で注文を出すことにもつながります。
まず、期限が何の期限なのかを分けましょう。ボーナスを請求できる期限、付与されたクレジットの期限、利益の出金条件を満たす期限は別です。案内の「○日以内」だけをメモすると、ここを取り違えます。
休眠についても、何日間、どの操作がなければ対象になるのかは契約次第です。ログインしただけで解消するとは限りません。期限を延ばすためだけの売買を考える前に、条件と必要な費用を確認してください。
覚えがないときは、記録をそろえて問い合わせる
クレジットが予想と違う動きをすると、焦って入金や資金移動を重ねたくなるかもしれません。ですが、操作を増やすほど、どの時点で何が起きたのか追いにくくなります。まず履歴を残しましょう。
- 減額に気付いた日時と、その前後の残高・クレジットを保存する。
- 直前の出金申請番号、資金移動履歴、取引履歴をそろえる。
- 適用中のキャンペーン名と規約の該当箇所を確認する。
- 「減額の理由、計算式、復元の可否」を分けて問い合わせる。
規約違反と説明された場合も、「納得できない」とだけ伝えるより、対象の注文番号と条項を求めるほうが状況を整理できます。通常の出金に伴うクレジット調整なのか、取引利益にも調整があるのかを混同しないことが大切です。
戻る場合と、戻ると決めつけられない場合
出金申請を取り消せば元に戻りますか?
XMTradingの公式FAQには、申請がキャンセルまたは却下されたときの復元について説明があります。すべての業者・特典に共通する仕組みではありません。すでに出金が完了している場合と、申請中の場合も分けて確認します。
もう一度入金すれば、消えた分を取り戻せますか?
新しい入金が特典の対象になるかは、付与枠やキャンペーン条件次第です。以前のクレジットの復元と、新しい入金への付与は別の話です。ボーナスを取り戻すためだけに、予定外の資金を入れないようにしましょう。
ボーナスが消えた分を、税金上の損失にできますか?
取引で確定した損益と、現金ではないクレジットの取消額を、そのまま一緒に足し引きしないでください。計上していたか、どのような権利だったかでも確認事項が変わります。明細を分けて残し、具体的な扱いは税務署などへ照会します。
クレジットを長く残すことよりも、消えたあとに無理な数量だけが残らないことを優先したいところです。注文を出す前の段階で、自己資金と損切り幅から数量を決めておけば、特典の数字に振り回されにくくなります。
出典・確認した範囲
確認日:2026年9月18日。表の数値は編集部の仮定による試算です。
- XMTrading:プロモーションのよくある質問(出金・資金移動によるクレジットの調整、申請取消時の復元)
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