ドル円は3回続けて上がると反落する?連続上昇・下落の次を数える
2016〜2025年の公開データを、編集部で集計。
「そろそろ反転するはず」という感覚を、回数で確かめてみます。3回連続で同じ方向へ動いた後、4回目がどうなったかを集計しました。
3回上昇した後、4回目も上がったのは約半分
3回連続で上昇した局面は163件。その次も上昇したのは80件、割合は49.1%でした。反対に下落したのは81件で、変化ゼロが2件です。
横棒は0からの共通縮尺です。
| 3回の方向 | 件数 | 継続 | 反転 | 変化ゼロ |
|---|---|---|---|---|
| 上昇 | 163 | 80 | 81 | 2 |
| 下落 | 155 | 69 | 85 | 1 |
下落が続いた後も、反発が約束されるわけではない
3回連続で下落した局面は155件でした。その次に上昇したのは85件、54.8%。下落が続いたケースも69件あります。
「3回も下がったのだから、次は上がるはず」と考えたくなりますが、回数だけでは次の価格は決まりません。今回の期間で反発したケースがやや多かったことと、次に起きる一回を当てられることは別です。
さらに、上がった回数と利益の大きさは一致しません。小さな反発を何度か取れても、一度の大きな続落で損失が上回る可能性があります。この集計は手数料を引いた売買損益を測っていません。
「連続」の数え方を変えると、答えも変わる
今回は一つの連続した動きについて、初めて3回に達したところを一度だけ数えています。5回連続上昇なら「1〜3回目」「2〜4回目」「3〜5回目」を別々の3連続として繰り返し数える方法にはしていません。
また、これはローソク足の陽線が3本続いたという意味ではありません。同じ時刻のレートが前の観測値より高いか低いかを見ています。始値・終値から作る陽線・陰線とは定義が違います。
連続回数を材料にした話を読むときは、まずこの数え方を確かめると、別の検証と数字が違う理由を理解しやすくなります。大きな上昇が1回、小さな上昇が3回といった強さの違いも、この集計では区別していません。
回数より先に、外れた場合の金額を考える
連続上昇に乗る場合も、反転を待つ場合も、想定と逆に動くケースは残っています。「ここまで続けば大丈夫」と数量を増やす前に、逆方向へ動いたときにいくら減るかを計算しておきましょう。過去の回数は、損失を引き受けられる金額を決めてはくれません。
数字を自分の取引条件に置き換える
出典と集計方法
対象期間:2016年1月〜2025年12月。確認日:2026年10月3日。
価格はニューヨーク正午の公表レートです。日本時間の日足終値や、日中の高値・安値ではありません。欠測値は補間せず、公表された有効な観測値を使用しています。2026年分は含めていません。
2016〜2025年の有効観測値間の変化を使用。プラスを上昇、マイナスを下落、ゼロで連続を終了としました。各連続区間が初めて3回に達した起点を採用し、次の変化を確認。観測のない日を補間せず、土日・祝日を挟んでも有効観測値ベースで数えます。年境界で連続をリセットしません。
1回の変化の大きさ、ニュース、保有期間中の高安を区別していません。採用期間の最初で連続の数え直しを開始しています。継続率・反転率は売買の勝率ではなく、統計的な優位性を示す検定はしていません。
特定業者の約定履歴や実際の運用実績ではありません。スプレッド・手数料・スワップは集計に含みません。公開データは後日修正される場合があります。
執筆・集計:海外FX.com編集部|2026年10月3日公開
過去データの記述的な分析です。将来の値動きや利益を保証するものではなく、売買を推奨するものではありません。

