結論からいうと、休眠口座とは一定期間まったく取引がない口座のことで、多くの業者が残高から毎月の口座維持手数料を差し引きます。判定期間は90日・180日・1年など業者ごとに異なります。放置すると残高が手数料で目減りし、最終的に0になることがあるため、使わない口座は残高を空にしておくのが基本です。
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 休眠の判定 | 一定期間、取引も入出金もない状態(90日・180日・1年など) |
| 手数料 | 月額で残高から差し引かれるのが一般的 |
| 残高が0の口座 | 手数料は発生しない(引く原資がないため) |
| 手数料で残高が尽きたら | 0円で止まる。マイナスにはならないのが一般的 |
| 復活の方法 | 取引または入出金を行う。業者によっては申請が必要 |
| ボーナス | 休眠時に消滅する規定が多い |
| 予防 | 使わない口座は残高を空にする |
| 最終確認日 | 2026年9月7日 |
期間と金額は業者ごとに違います。実際の条件は利用する業者の規約で確認してください。
なぜ手数料がかかるのか
口座を維持するには、システムの保守、顧客資金の管理、規制対応の記録保存といったコストが継続的に発生します。取引のない口座はこのコストだけが積み上がるため、維持手数料という形で負担を求める設計になっています。
逆にいえば、取引していれば発生しません。判定に使われるのは取引の有無であり、利益が出ているかどうかは関係ありません。
残高がどう減るか
前提:残高5万円の口座を放置し、月額500円相当の維持手数料が差し引かれる場合。
| 経過 | 差し引かれた累計 | 残高 |
|---|---|---|
| 6か月後 | 3,000円 | 47,000円 |
| 1年後 | 6,000円 | 44,000円 |
| 3年後 | 18,000円 | 32,000円 |
| 約8年後 | 50,000円 | 0円 |
1回あたりは小さくても、放置した期間だけ確実に減り続けます。「そのうち使うかもしれない」と残高を置いたままにするのが、最も無駄の多い状態です。
休眠になるとどうなるか
| 影響 | 内容 |
|---|---|
| 維持手数料 | 残高から毎月差し引かれる |
| ボーナス | クレジット型のボーナスは消滅する規定が多い |
| 取引 | 新規注文ができなくなる業者がある |
| ログイン | できるが、機能が制限される場合がある |
| 本人確認 | 再提出を求められることがある(書類の期限切れ) |
| 出金 | 可能。ただし手続きに時間がかかることがある |
注意したいのは2行目です。ボーナスを受け取ったまま放置すると、取引に使わないうちに消えます。ボーナスは維持しようとするより、条件を満たして使い切るか、早めに整理するほうが現実的です。

複数口座を持つ人ほど起きやすい
休眠は、口座を1つしか持たない人にはほとんど起こりません。実際に起きるのは、次のような経緯をたどった場合です。
| 経緯 | 残りやすい口座 |
|---|---|
| 口座タイプを比較するため追加口座を作った | 使わなかったほうの口座 |
| MT4からMT5へ移行した | 旧MT4口座 |
| ボーナス目的で複数業者に登録した | ほとんど取引しなかった業者の口座 |
| 業者を乗り換えた | 旧業者の口座(少額の残りがち) |
| デモから移行した | 初期に作ったリアル口座 |
いずれも数千円〜数万円の端数が残ったまま忘れられるという共通点があります。金額が小さいので出金が面倒に感じられ、そのまま放置されて手数料に消えていきます。
対策は、新しい口座を作った時点で古い口座の整理予定を決めておくことです。「乗り換えたら旧口座は残高0にする」という運用を習慣にすれば、休眠手数料はそもそも発生しません。
復活させる方法
- マイページにログインできるか確認する。パスワードを忘れていれば再発行します。
- 本人確認の状態を見る。身分証の期限切れなどで再提出が必要な場合があります。
- 取引または入出金を行う。多くの業者はこれで休眠状態が解除されます。
- 解除されない場合はサポートへ連絡する。申請が必要な業者もあります。
- そのまま使わないなら、残高を出金して空にする。
差し引かれた手数料が返還されることは通常ありません。気づいた時点で、使うか空にするかを決めるのが唯一の対応です。

放置しないための運用
- 使う口座を1つに絞る。口座タイプの比較で作った追加口座を、そのままにしないでください。
- 使わない口座は残高を出金する。0円なら手数料は発生しません。
- 判定期間をカレンダーに登録する。90日ごとに口座を確認する習慣をつけます。
- 業者を乗り換えたら、旧口座を整理する。資金を移したあと、残高0を確認します。
- 解約するなら残高を先に出金する。残高があると解約できない業者があります。
よくある質問
残高が0なら放置しても問題ありませんか
手数料の面では問題ありません。ただし長期間放置した口座は本人確認の再提出が必要になり、再開時に手間がかかります。使う予定がないなら解約を検討してください。
ポジションを持っていれば休眠になりませんか
判定の基準は業者によって異なります。「取引がない」の定義に建玉の保有が含まれるかは規約次第なので、長期保有する場合は確認しておいてください。
手数料で残高がマイナスになりますか
残高が尽きた時点で0円で止まるのが一般的です。マイナス分を請求される規定は通常ありませんが、規約で確認してください。
口座維持手数料は経費になりますか
取引を行うために必要な費用として計上できると考えられます。ただし取引していない口座の手数料は、関連性の説明が難しくなります。
少額の取引をすれば回避できますか
判定期間内に取引があれば休眠にはなりません。ただし手数料を避けるためだけに取引するのは、スプレッド分の負担を考えると合理的とは限りません。使わないなら空にするほうが確実です。
休眠中の口座から出金できますか
できるのが一般的です。ただし本人確認の再提出を求められたり、処理に時間がかかったりすることがあります。放置期間が長いほど手続きは増えます。
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この記事で特に重要な3点
- 休眠口座は一定期間取引がない口座で、残高から毎月の維持手数料が差し引かれる。
- 放置すると残高が目減りし続ける。差し引かれた手数料は戻らない。
- 対策は単純で、使わない口座は残高を空にすること。0円なら手数料は発生しない。

