結論からいうと、ビットコインは通貨ペアとまったく同じ手順で取引できます。気配値表示にBTCUSD(またはBTCJPY)を追加し、数量を決めて発注するだけです。違うのはレバレッジが低く抑えられ、スプレッドが桁違いに広く、土日も動くという3点。1ロット=1BTCの業者が多く、通貨ペアの感覚でロット数を決めると桁違いのリスクを負います。
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 銘柄名 | BTCUSD が中心。BTCJPY を扱う業者もある |
| 契約サイズ | 1ロット=1BTC が一般的 |
| レバレッジ | 通貨ペアより低い。数倍〜数百倍と業者差が大きい |
| 取引時間 | 土日も取引できる業者が多い(メンテナンス時間を除く) |
| スプレッド | 価格の数十ドル〜数百ドル。通貨ペアとは比較にならない |
| スワップ | 買い・売りとも支払いになることが多い |
| 最小ロット | 0.01ロット(=0.01BTC)が一般的 |
| 最終確認日 | 2026年9月8日 |
数値は業者・口座タイプで大きく変わります。必ずMT4/MT5の銘柄仕様で実際の値を確認してください。
取引を始める手順
- 気配値表示にBTCUSDを追加する。表示がなければ右クリック→「すべて表示」または「銘柄」から探します。
- 銘柄仕様を開く。右クリック→「仕様」で、契約サイズ・最小ロット・レバレッジ・取引時間を確認します。
- スプレッドを実測する。気配値表示にスプレッド列を出し、いま何ドル開いているかを見ます。
- 許容損失から数量を逆算する。通貨ペアの数量をそのまま持ち込みません。
- 損切りを同時に入れて発注する。成行でも指値でも、必ずセットで置きます。
操作そのものは通貨ペアと変わりません。差が出るのは2番目と4番目です。ここを飛ばすと、想定していない大きさのポジションを持つことになります。

レバレッジと必要証拠金
ビットコインのレバレッジは、口座の最大値がそのまま適用されることはまずありません。通貨ペアが1000倍でも、ビットコインは5倍や20倍まで下げられることがあります。
前提:1BTC=1,000万円相当、1ロット=1BTC。必要証拠金は「取引額 ÷ レバレッジ」です。
| レバレッジ | 1ロット | 0.1ロット | 0.01ロット |
|---|---|---|---|
| 200倍 | 50,000円 | 5,000円 | 500円 |
| 100倍 | 100,000円 | 10,000円 | 1,000円 |
| 20倍 | 500,000円 | 50,000円 | 5,000円 |
| 5倍 | 2,000,000円 | 200,000円 | 20,000円 |
同じ0.1ロットでも、200倍なら5,000円、5倍なら20万円です。「証拠金が足りない」と表示されたら、まず適用レバレッジを疑ってください。
また、レバレッジは相場が急変したときに引き下げられることがあります。すでに建てている状態で必要証拠金が増え、維持率が下がる形です。ビットコインは特にこの調整が入りやすい銘柄です。
数量の決め方
前提:口座残高10万円、1回の許容損失を2,000円(残高の2%)、1BTC=1,000万円とします。
| 損切り幅 | 1ロットあたりの損失 | 適切な数量 |
|---|---|---|
| 1%(10万円) | 100,000円 | 0.02ロット |
| 3%(30万円) | 300,000円 | 0.006ロット → 作れない |
| 5%(50万円) | 500,000円 | 0.004ロット → 作れない |
ビットコインは1日で3〜5%動くことも珍しくありません。その値幅に耐える損切りを置こうとすると、残高10万円では最小ロットの0.01でも大きすぎるという結果になります。
この場合の正しい判断は、資金を増やすか、その取引を見送るかのどちらかです。損切り幅を無理に縮めて入ると、通常の値動きの範囲で機械的に切られます。

取引時間とスプレッド
ビットコインは土日も取引できる業者が多いのが特徴です。通貨ペアが止まっている週末に動かせるのは利点ですが、条件は平日より悪くなります。
| 時間帯 | 傾向 |
|---|---|
| 平日の欧米時間 | 参加者が多く、比較的落ち着く |
| 日本時間の早朝 | スプレッドが広がりやすい |
| 土日 | 流動性が低く、スプレッドが大きく開く |
| 日次メンテナンス | 数分〜1時間程度、取引できない時間がある |
| 急変時 | 数倍に拡大し、約定が滑ることがある |
スプレッドは金額で見てください。1BTC=1,000万円で0.5%開いていれば、1ロットで5万円の負担です。0.1ロットでも5,000円。通貨ペアの感覚では捉えきれない大きさになります。
さらに保有を続ければスワップが毎日引かれます。買い・売りとも支払いになることが多いため、「上がるまで持ち続ける」戦略はコスト面で不利です。
よくある質問
BTCUSDとBTCJPYのどちらを選べばよいですか
取扱いがあるほうを使ってください。BTCUSDのほうが流動性が高く、スプレッドも安定しやすい傾向があります。BTCJPYは円換算の手間がない一方、扱う業者が限られます。
実際にビットコインを保有できますか
できません。差金決済のため、価格の変動を取引しているだけです。送金にも決済にも使えません。保有したいなら国内の暗号資産取引所を利用してください。
ゼロカットは適用されますか
ゼロカットのある業者なら、銘柄を問わず適用されるのが一般的です。ただし規約上の措置なので、適用除外の条項がないか確認してください。
週末に持ち越しても大丈夫ですか
取引できる業者なら建玉は維持されますが、流動性が低くスプレッドが広い時間帯です。損切りに触れやすくなる点を織り込んで数量を決めてください。
ボーナスの対象になりますか
業者によります。暗号資産銘柄を取引量の条件から除外する規定があるため、条件消化を狙うなら事前に確認してください。
税金はどうなりますか
海外FX業者での損益は銘柄を問わず雑所得として総合課税されます。通貨ペアやゴールドの損益と合算し、国内FXの申告分離課税とは通算できません。
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この記事で特に重要な3点
- 手順は通貨ペアと同じ。違うのはレバレッジ・スプレッド・取引時間の3点。
- 1ロット=1BTC。残高10万円では最小ロットでも大きすぎることがある。
- 土日も動くが流動性が低くスプレッドが開く。スワップも毎日引かれる。

