海外FXのスワップフリーとは?対象銘柄と注意点

海外FXのスワップフリーとは?対象銘柄と注意点

結論からいうと、スワップフリーはポジションを持ち越してもスワップポイントが発生しない口座設定のことです。もともとは利息の授受を避ける宗教上の要請に応える「イスラム口座」として提供されてきたもので、現在は申請すれば誰でも使える業者もあります。ただし完全に無料とは限りません。一定日数を超えると管理手数料がかかる、対象銘柄が限られるといった条件が付くのが一般的です。

項目結論
スワップフリーとは持ち越してもスワップが発生しない設定
由来利息の授受を避ける宗教上の要請に対応した口座
利用の可否申請制の業者、口座タイプで提供する業者などさまざま
対象銘柄通貨ペアのみ、一部銘柄は除外などの制限があることが多い
代替のコスト一定日数を超えると管理手数料が発生する場合がある
受け取りも消えるプラススワップも付かなくなる
確認する場所口座タイプの説明と、スワップフリーの利用条件
最終確認日2026年9月7日

どんな人に向くか

状況向き不向き理由
マイナススワップの通貨ペアを長期保有する向く支払いが積み上がらない
数日〜数週間のスイング取引向く持ち越しコストを気にせず判断できる
プラススワップを狙う向かない受け取りも発生しなくなる
日中に決済するデイトレード関係ないそもそも持ち越さない
数か月以上の超長期保有条件次第管理手数料が発生すると逆に不利になることがある

判断の起点は「自分が使う通貨ペアのスワップが受け取りか支払いか」です。支払い側で持ち越すことが多いならスワップフリーの利点が出ますが、受け取り側なら収益源を失うことになります。

「無料」の中身を確認する

スワップが発生しない代わりに、別の形でコストが設定されていることがあります。開設前に次の項目を確認してください。

確認項目典型的な条件
無料の期間「保有〇日までは無料、それ以降は管理手数料」
管理手数料の額1ロットあたり定額、または保有日数に応じた金額
対象銘柄通貨ペアのみ、ゴールドや株価指数は対象外など
対象口座タイプ特定の口座タイプに限られることがある
スプレッドの差スワップフリー口座はスプレッドが広い設定の場合がある
利用の取り消し濫用と判断された場合に設定が解除されることがある

特に見落としやすいのが最下行です。スワップフリーを利用したアービトラージ的な取引は、規約で禁止されているのが一般的です。マイナススワップを回避しつつ他社でプラススワップを受け取る、といった手法は複数業者をまたぐ取引に当たり、禁止行為とみなされる可能性があります。

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コストを比べる

前提:ある通貨ペアの売りスワップが1ロットあたり1日150円の支払い。スワップフリー口座では30日を超えると1ロットあたり1日100円の管理手数料が発生するとします。

保有期間通常口座スワップフリー口座
10日1,500円0円1,500円お得
30日4,500円0円4,500円お得
60日9,000円3,000円6,000円お得
180日27,000円15,000円12,000円お得

この条件では長期でも有利ですが、管理手数料がスワップより高く設定されていれば逆転します。数値は業者ごとに違うので、必ず自分が使う条件で計算してください。スプレッドが広く設定されている場合は、その差も回数分だけ加算されます。

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申請から利用まで

  1. 業者がスワップフリーを提供しているか、対象口座タイプを確認する。
  2. 申請が必要かを確認する(自動適用の業者、サポートへの依頼が必要な業者がある)。
  3. 対象銘柄と無料期間、管理手数料の条件を読む。
  4. 適用後、実際にスワップが加算されていないかを取引履歴で確認する。
  5. 規約のスワップフリーに関する禁止事項を保存しておく。

4番目を必ず行ってください。申請したつもりで適用されていない、あるいは対象外の銘柄でスワップが発生していたというずれは、履歴を見なければ気づけません。

よくある質問

日本人でも利用できますか

宗教を問わず提供している業者があります。一方で、対象を限定している業者もあります。口座タイプの説明で条件を確認してください。

プラススワップも受け取れなくなりますか

なくなります。スワップの授受そのものが発生しない設定なので、受け取り側の利益も生じません。

後から通常口座に戻せますか

業者によります。設定の切り替えができる場合と、口座タイプごとに分かれていて追加口座が必要な場合があります。

ゴールドや株価指数も対象ですか

対象外としている業者が多くあります。通貨ペアのみに適用される設計が一般的なので、取引する銘柄が含まれるかを確認してください。

管理手数料は経費になりますか

取引に伴う費用として損益計算に反映されるのが一般的です。取引履歴で費目を確認し、集計時に含めてください。

スワップフリーを使うと不利になる場面はありますか

プラススワップの通貨ペアを長期保有する場合と、スプレッドが広く設定されていて取引回数が多い場合です。自分の手法と保有期間で試算してから選んでください。

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この記事で特に重要な3点

  • スワップフリーは持ち越しコストが発生しない設定だが、受け取りも同時になくなる。
  • 完全無料とは限らない。無料期間・管理手数料・対象銘柄・スプレッドの差を確認する。
  • 適用後は取引履歴でスワップが加算されていないかを必ず確認する。
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