結論からいうと、クッション機能とはボーナスが含み損を吸収してくれるかどうかの違いです。クッションありなら、ボーナスも証拠金として損失に耐えられます。クッションなしの場合、ボーナスは新規建玉の証拠金にしか使えず、含み損は自己資金から減っていきます。同じ「10万円のボーナス」でも、耐えられる値幅がまったく変わります。
| クッションあり | クッションなし | |
|---|---|---|
| 含み損の吸収 | できる | できない |
| 有効証拠金への算入 | 含まれる | 含まれない扱いが基本 |
| ロスカットまでの余裕 | 自己資金+ボーナス分 | 自己資金の範囲 |
| 新規建玉の証拠金 | 使える | 使える |
| ボーナス自体の出金 | どちらもできない | |
| 最終確認日 | 2026年9月7日 | |
仕様は業者ごとに異なります。実際の扱いはボーナス規約と取引条件で確認してください。
数字で見る違い
前提:自己資金10万円を入金し、100%ボーナスで10万円のクレジットが付与された状態。米ドル/円1ロット(必要証拠金3万円)を保有し、ロスカット水準20%とします。
| クッションあり | クッションなし | |
|---|---|---|
| 有効証拠金(建玉直後) | 200,000円 | 100,000円 |
| 証拠金維持率 | 667% | 333% |
| ロスカットまでの損失 | 194,000円 | 94,000円 |
| 耐えられる値幅 | 約1.94円 | 約0.94円 |
耐えられる値幅が約2倍違います。同じボーナス額でも、クッション機能の有無で意味がまったく変わることが分かります。
クッションなしの場合、ボーナスは「より大きな数量を建てられる権利」としてしか機能しません。損失に耐える力は増えないため、数量を増やせばリスクだけが上がります。

どちらが有利か
利用者から見ればクッションありが有利です。ただし業者側から見るとリスクが大きいため、クッションありのボーナスは金額の上限が低め、取引量の条件が厳しめといった調整がされていることがあります。
| 比較する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| クッションの有無 | 含み損を吸収できるか |
| ボーナスの上限額 | クッションありは低めに設定されることがある |
| 取引量の条件 | 出金までに必要なロット数 |
| 出金時の扱い | 比例消滅か全額消滅か |
| 付与率 | 段階制の区分 |
ボーナス額の大きさだけで比較しないでください。クッションなしの20万円より、クッションありの10万円のほうが実質的な価値が高いこともあります。
増えた余裕を何に使うか
クッションありのボーナスで証拠金の余裕が増えたとき、選択肢は2つです。
| 使い方 | 1ロットを保有した場合 | 2ロットに増やした場合 |
|---|---|---|
| 有効証拠金 | 200,000円 | 200,000円 |
| 必要証拠金 | 30,000円 | 60,000円 |
| ロスカットまでの損失 | 194,000円 | 188,000円 |
| 耐えられる値幅 | 約1.94円 | 約0.94円 |
| 1円動いたときの損益 | 10万円 | 20万円 |
数量を2倍にすると、耐えられる値幅はボーナスがなかったときの水準に戻ります。さらに1円の値動きで生じる損益は倍になるため、リスクだけが増えた状態です。
ボーナスを「数量を増やすための元手」ではなく「同じ数量で持ちこたえるための余裕」として使うほうが、本来の利点が生きます。数量は自己資金と許容損失から決め、ボーナスは余裕として残しておくのが基本です。
ただし余裕が増えると、損切りを先延ばしにしやすくなるという副作用もあります。ロスカットまで遠いからと損切りを置かずに持ち続ければ、結局は大きな損失につながります。クッションはロスカットを遠ざけるだけで、損切りの代わりにはなりません。

確認する方法
- ボーナス規約を読む。「クッション機能」「証拠金として利用可能」といった記載を探します。
- 取引ツールで確認する。ボーナス付与後、有効証拠金にボーナス分が含まれているかを見ます。
- 証拠金維持率を計算する。手計算した値と表示が一致するかで判断できます。
- サポートに照会する。「ボーナスは含み損の相殺に使えますか」とメールで尋ね、回答を保存します。
2番目が最も手早い方法です。入金10万円+ボーナス10万円で有効証拠金が20万円と表示されていれば、クッションありの可能性が高いと判断できます。10万円のままなら、ボーナスは別枠で管理されています。
よくある質問
クッションありなら安全ですか
ロスカットまでの余裕は増えますが、失う可能性のある自己資金は変わりません。余裕が増えた分だけ数量を増やせば、効果は打ち消されます。
クッションなしのボーナスに意味はありますか
必要証拠金として使えるため、少ない自己資金で建玉を持てるという意味はあります。ただし損失に耐える力は増えないため、数量は自己資金を基準に決めてください。
ロスカット時にボーナスはどうなりますか
多くの業者で消滅します。ゼロカットが発動した場合も同様に取り消されるのが一般的です。
口座タイプによって違いますか
同じ業者でも口座タイプごとにボーナスの仕様が異なることがあります。使う口座タイプの条件を個別に確認してください。
維持率の表示が計算と合いません
ボーナスの算入方法が想定と違う可能性があります。有効証拠金の内訳をサポートに照会し、ボーナスがどう扱われているかを確認してください。
クッションの有無は変更できますか
できません。業者とボーナスの種類ごとに決まっている仕様です。受け取る前に確認するしかありません。
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この記事で特に重要な3点
- 違いはボーナスが含み損を吸収できるか。同じ金額でも耐えられる値幅が約2倍変わる。
- クッションなしは数量を増やせる権利にすぎない。損失に耐える力は増えない。
- 確認は付与後の有効証拠金の表示が最も手早い。金額の大きさだけで比較しない。

