結論からいうと、MT4の注文は「成行」+「待機注文4種類」です。待機注文はBuy Limit・Sell Limit・Buy Stop・Sell Stopの4つで、現在価格より上で買うか下で買うかを整理すれば迷いません。発注はF9キー、決済はターミナルの建玉を右クリックです。損切り(S/L)は発注と同時に入れるのが基本になります。
| 注文の種類 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 成行(Market Execution) | 今の価格ですぐ約定させる | いま入りたい・いま出たい |
| Buy Limit | 現在価格より下で買う | 下がったら押し目で買いたい |
| Sell Limit | 現在価格より上で売る | 上がったら戻り売りしたい |
| Buy Stop | 現在価格より上で買う | 上抜けたら順張りで買いたい |
| Sell Stop | 現在価格より下で売る | 下抜けたら順張りで売りたい |
| 最終確認日 | 2026年9月7日 | |
4種類の待機注文の覚え方
混乱しやすいので、「Limitは有利な方向、Stopは不利な方向」と覚えてください。
- Limit(指値):今より良い条件で約定させる注文。買いなら下、売りなら上に置きます。
- Stop(逆指値):今より悪い条件だが、その方向に動いたら乗る注文。買いなら上、売りなら下に置きます。
逆張りで押し目を待つならLimit、順張りでブレイクに乗るならStop——という対応です。損切り注文も逆指値(Stop)なので、成行として執行されて滑る点は同じです。
発注の手順
- F9キー(またはチャート上で右クリック→「注文発注」)で注文画面を開く。
- 銘柄を確認する。末尾の記号まで一致しているかを見る。
- 数量(ロット)を入力する。1ロットが何通貨かを事前に確認しておく。
- 注文種別で「成行」か「待機注文」を選ぶ。
- 決済逆指値(S/L)を入力する。ストップレベル以上離す必要があります。
- 必要なら決済指値(T/P)も入力する。
- 「成行売り」または「成行買い」(待機注文なら「発注」)をクリックする。
5番目を省略しないでください。建ててから損切りを設定しようとすると、その間に価格が動いて置けなくなることがあります。発注画面で同時に入れるのが最も確実です。

許容スリッページの設定
成行注文の画面には、許容できる価格のずれを指定する項目があります。ここで指定を超えるずれが生じると、注文は約定しません。
| 注文 | 許容幅の設定 | 理由 |
|---|---|---|
| 新規の成行注文 | 設定してよい | 約定しなくても見送るだけ |
| 利益確定の決済 | 設定してよい | 待てる場面が多い |
| 損切りの決済 | 狭く設定しない | 約定しないと損失が拡大し続ける |
止めるための注文は、滑ってでも成立させるのが原則です。許容幅を狭くしたせいで損切りが通らず、含み損が膨らんだという事例は珍しくありません。
決済と変更
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 決済する | ターミナルの「取引」タブで建玉をダブルクリック→「決済」 |
| 一部だけ決済する | 決済画面で数量を減らして確定する |
| S/L・T/Pを変更する | 建玉を右クリック→「注文変更または取消」 |
| 待機注文を取り消す | 「取引」タブの該当注文を右クリック→削除 |
| チャート上で動かす | S/LやT/Pのラインをドラッグする |
最下行は便利ですが、意図せずドラッグして損切り位置がずれることがあります。変更したつもりがない場合も、発注後にターミナルで数値を確認しておくと安心です。

エラーが出たときの原因
| 表示 | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 無効なストップ | S/L・T/Pがストップレベルより近い | 銘柄仕様で値を確認し、離して置く |
| 資金不足 | 必要証拠金が足りない | 数量を減らすか入金する |
| 不正な数量 | 最小ロット未満、または刻み幅に合っていない | 銘柄仕様のロットステップを確認 |
| マーケットクローズ | 取引時間外 | 銘柄の取引セッションを確認する |
| リクオート | 価格が変わった(Instant Execution方式) | 再確認して発注し直す |
| 取引が無効 | 投資家パスワードで接続している | 取引パスワードでログインし直す |
よくある質問
指値と逆指値のどちらを使うべきですか
手法によります。押し目や戻りを待つならLimit、ブレイクに乗るならStopです。損切りには必ず逆指値(Stop)を使います。
待機注文に有効期限を付けられますか
付けられます。注文画面の「有効期限」で日時を指定すると、その時刻を過ぎた注文は自動的に取り消されます。
ワンクリック取引は使うべきですか
確認画面なしで発注されるため、慣れるまではオフにしてください。数量の入力ミスがそのまま約定します。
トレーリングストップは使えますか
建玉を右クリックして設定できます。ただしMT4を起動している間だけ機能する点に注意してください。PCを閉じると働きません。
複数のポジションを一括決済できますか
MT4の標準機能では1つずつです。一括決済用のスクリプトを導入する方法もありますが、動作を確認してから使ってください。
注文が約定したか確認する方法は
ターミナルの「取引」タブに建玉として表示されます。約定していない待機注文も同じタブに並ぶため、状態の欄で区別してください。
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この記事で特に重要な3点
- 待機注文は4種類。Limitは有利な方向、Stopは不利な方向と覚えると迷わない。
- 損切りは発注と同時に入れる。後から置こうとすると間に合わないことがある。
- 許容スリッページを損切りに狭く設定しない。止める注文は滑ってでも成立させる。

