結論からいうと、MT4で最初に覚えるべきは「気配値表示」「チャート」「ターミナル」の3か所だけです。銘柄を選び、チャートを開き、口座状況を確認する——この流れができれば取引の準備は整います。初心者がつまずくのは目的の銘柄が気配値に出てこないこととターミナルを閉じてしまうことなので、その2点を先に押さえてください。
| エリア | 役割 | 表示するショートカット |
|---|---|---|
| 気配値表示 | 銘柄一覧と売買価格 | Ctrl+M |
| ナビゲータ | 口座・指標・EAの一覧 | Ctrl+N |
| ターミナル | 建玉・履歴・口座状況 | Ctrl+T |
| データウィンドウ | カーソル位置の価格・指標値 | Ctrl+D |
| ストラテジーテスター | EAの検証 | Ctrl+R |
| 最終確認日 | 2026年9月7日 | |
最初にやる3つの設定
1. 取引したい銘柄を表示する
気配値表示に目的の銘柄が出ていない場合は、気配値の上で右クリック→「すべて表示」を選ぶと候補が増えます。それでも見つからないときは、口座タイプが対応していない可能性があります。
業者によっては銘柄名の末尾に記号が付きます(例:USDJPY.、USDJPYm)。同じ通貨ペアが複数並んでいる場合、自分の口座タイプに対応したものを選んでください。間違えると発注時にエラーになります。
2. スプレッドを表示する
気配値表示で右クリックし、「スプレッド」にチェックを入れると列が追加されます。コストが見える状態になるため、必ず設定してください。時間帯による広がりも把握できるようになります。
3. ターミナルを開いたままにする
Ctrl+Tで表示されるターミナルの「取引」タブには、残高・有効証拠金・必要証拠金・証拠金維持率が並びます。ここが見えていないと、リスクの状態が分かりません。閉じてしまったらCtrl+Tで戻せます。

チャートの基本操作
| 操作 | 方法 |
|---|---|
| チャートを開く | 気配値の銘柄を右クリック→「チャート表示」 |
| 時間足を変える | ツールバーのボタン(M1〜MN)またはF12で1本進める |
| 拡大・縮小 | 「+」「−」ボタン、またはキーボードの上下キー |
| 過去にさかのぼる | 左右キー、またはドラッグ。Homeキーで最初へ |
| 最新に戻る | Endキー、または自動スクロールをオンにする |
| 表示形式を変える | バー・ローソク足・ラインをツールバーで切替 |
MT4の時間足は9種類(1分・5分・15分・30分・1時間・4時間・日足・週足・月足)です。MT5の21種類と比べて少ないため、2分足や12時間足を使いたい場合は追加のインジケーターが必要になります。
チャートの時刻はサーバー時間です。日本時間ではないので、日足の区切りが日本時間の0時とずれる点に注意してください。
インジケーターを入れる
- メニューの「挿入」→「インディケータ」を開く。
- トレンド系・オシレーター系などのカテゴリから選ぶ。
- パラメータを設定して「OK」。
- 削除するときはチャート上で右クリック→「表示中のインディケータ」から選ぶ。
設定したチャートはテンプレートとして保存できます。チャート上で右クリック→「定型チャート」→「定型として保存」を選べば、他の銘柄にも同じ構成を適用できます。
外部で入手したカスタムインジケーターは、「ファイル」→「データフォルダを開く」→MQL4→Indicatorsに配置し、MT4を再起動すると使えるようになります。

つまずきやすい点
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 価格が更新されない | 接続が切れている | 右下の接続状況を確認。再ログインする |
| 銘柄が見つからない | 気配値に表示されていない | 右クリック→「すべて表示」 |
| ターミナルが消えた | 閉じてしまった | Ctrl+Tで再表示 |
| チャートが最新に追従しない | 自動スクロールがオフ | ツールバーのボタンをオンにする |
| 過去のデータが少ない | ヒストリーが未取得 | チャートを左へスクロールして読み込む |
| インジケーターが表示されない | 配置先のフォルダが違う | データフォルダのMQL4→Indicatorsを確認 |
最上行の確認方法を覚えておいてください。画面右下に接続状況が表示され、数字が動いていれば接続中です。「回線不通」と出ていれば、サーバーへ接続できていません。
よくある質問
MT4は無料ですか
無料です。費用がかかるのは取引時のスプレッドや手数料で、ソフトの利用料は発生しません。
スマホアプリでも同じことができますか
チャート確認と発注はできます。ただしEAの稼働、カスタムインジケーターの追加、ストラテジーテスターはPC版のみです。
複数のチャートを並べられますか
できます。メニューの「ウィンドウ」から整列方法を選ぶと、複数チャートをタイル状に並べられます。
設定を別のPCに移せますか
データフォルダ内のテンプレートやプロファイルをコピーすれば移行できます。ただしログイン情報は改めて入力が必要です。
MT4とMT5のどちらを使うべきですか
使いたいEAやインジケーターがMT4専用ならMT4、そうでなければ機能の多いMT5を選ぶのが基本です。口座はプラットフォームごとに分かれます。
動作が重いのですが
開いているチャートの数を減らす、不要なインジケーターを外す、ヒストリーの保存期間を短くするといった対処があります。EAを常時稼働させるならVPSも選択肢です。
あわせて読みたい



この記事で特に重要な3点
- 覚えるのは気配値表示・チャート・ターミナルの3か所。Ctrl+M/Ctrl+Tで呼び出せる。
- 最初に銘柄の表示とスプレッド列の追加を済ませる。コストが見えない状態で発注しない。
- チャートの時刻はサーバー時間。日足の区切りが日本時間の0時とずれる。

